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あなたの愛は本物ですか?好きって言われたいだけ?

本当の恋愛とは何でしょうか。

私たちのような、イマドキの若者が恋愛で求めてしまいがちなものがあります。

 

アイデンティティ(自分は自分自身であるということ)を確認するために、相手のことを利用する「アイデンティティのための恋愛」です。

 

相手を愛したいという他者愛で行動するよりも、自分を認めて欲しいという自己愛で行動します。

 

具体的には、次の5つの特徴があります。

 

①相手から「好きだよ、可愛いよ」と、褒めたたえて欲しい

 

②相手からの評価が気になり、「私のことをどう思う?」と尋ねる。

 

③付き合うなかで「好きだよ」と言われるうち、プレッシャーや、相手に呑み込まれる不安を感じる。

入り込んでも大丈夫だろうか?本当の自分を知ったら、離れていくんじゃないだろうか?裏切られることはないだろうか?など。

 

④自分のことを嫌いになったのではないかと心配で、相手の一挙一動が気になる。

 

⑤結果、交際が長続きしないことが多い。

 

このように、恋人からの賞賛や評価を映し鏡にして、「自分探し」を行っている段階では、親密性の確立=本当の恋愛はできません。

言い換えると、自分に自信がないために、その自信を補強するために彼氏・彼女を利用してしまうのが、イマドキの若者の恋愛です。

 

成熟した大人の愛情には、親密性が欠かせない

 

親密性とは、お互いが関わり合う中で、満たされ幸せを感じ合う感覚のことです。相手と同じ気持ちが共有できている状態です。

そして親密性の獲得をへて、二人の男女が結ばれて夫婦となります。

 

親密性アイデンティティも十分に発達していない状態で、恋人からのポジティブな評価によって、自分像・アイデンティティをつくろうとすると、恋は恋のままで終わってしまいます。

 

まずは「自分が誰なのか、どこに向かって生きていくのか」を、自らの試行錯誤で見つけることを先に行い、その後にようやく、結婚に至るような成熟した恋愛関係を築けるようになると、心理学では考えられています。

 

お互いが、自分本位な付き合い方をしているカップルは、映し鏡である恋人を失うことが、自分自身を失うことに直結します。

そのため、「自分が見ていないところで何をしているのだろう?」と、相手の行動を疑い、ひとたび離れると不安に苛まれるのです。

 

その一方で、あまりに相手から「好きだ」と迫られると、自信のなさから、その気持ちを受け止めきれずに、「重いな……」と急に気持ちが引いてしまう一面もあります。

 

このような付き合い方は、恋愛感情によるものとは異なる関係性であるといえます。

 

本当のパートナーに出会い、本当の恋愛をするには?

 

では、アイデンティティを確認するための恋愛から抜け出すには、どうしたらよいでしょうか。

6つの重要事項があります。

 

①無条件性

相手に「~して欲しい」「年収〇〇万円以上」などといった条件を求めず、ありのままの相手が愛おしくてしょうがない

 

②相互性

相手が幸せだと、自分も幸せを感じる。自分のことだけを考えるのではなく、相手のこと、二人のことを考える。

 

③防衛の消失

本当の自分を見せても、相手は離れていかないという信頼から、相手の前でありのままの自分を出すことができる。

 

④人生のパートナーシップ

精神的に支え合う存在であり、人生のいいときも悪いときも共にできる

 

⑤時間的展望

今を楽しむだけでなく、これから二人には、どんな楽しい未来があるのかと想像する。

 

⑥身体的症状の消失

好きな人を前にして緊張すると、脳ではアドレナリンが分泌され、心臓がドキドキする。この興奮が気持ちよくて、ドキドキを与えてくれる相手に会いたくなる。

こういった緊張感を伴わなくなる時期が来て、相手に安心感や信頼感、心地よさを覚えるようになる。

 

他人を愛するには、まず自分を知ること

 

自分のアイデンティティを確固たるものにし、ありのままのお互いを見せ合える、本当のパートナーに出会いたいものですね。

アイデンティティは、ある・ないの二分法ではないのです。少なくとも、4つの状態があります。

 

一つめは、自分が何者で、何がしたくて、将来どんな人生を歩みたいのかが分からず、自分が自分であることを実感できない「アイデンティティ拡散」の状態。

 

二つめは、いままで自分自身について模索する機会がなく、親や社会がよいとする価値観をそのまま受け入れた「早期完了」タイプ。

 

三つめは、葛藤の最中で、自分とは何者なのか、どんなことなら夢中になれるかを一所懸命に模索している「モラトリアム」。自分探しのため、色々なことを努力しているのが特徴。

 

そして四つめが、たくさんの葛藤を経験し、模索した結果、自分の生き方を自分で決めることができる状態になった「アイデンティティ達成」。自分が選んだ道、決めたことをやり遂げることができるのが特徴。

 

年齢を重ねるだけで、「アイデンティティ達成」に到達できるのではありません。若者だけでなく、30代、40代になっても、まだ至っていない人は多いです。

 

自分のアイデンティティの状態を知り、「私の進むべき道はどこか」という葛藤経験して、自身が誰かを知る人が、他者を献身的に愛することができるのです。

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